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2025.07.09
夏バテとShiroQ

世界中で気温が上昇しており、多くの地域で40℃を超える高温が観測されています。
極端な暑さによって身体に生じる主な負担は、体温調節システムへの負荷(*1)、発汗による脱水症状とミネラル損失(*2)、自律神経の乱れ(*3)です。
これらは夏バテや倦怠感、食欲不振を引き起こし、重症の場合には熱中症を引き起こす可能性があります。熱中症は命の関わる危険な状態なので注意が必要です。
代表的な対策は、適切な水分補給(*4)、バランスの良い食事(*5)、十分な睡眠(*6)、ストレス管理(*7)があげられます。
これらに加えて私たちが推奨する対策は、還元型コエンザイムQ10(ユビキノール)の摂取です。
ユビキノールは、細胞のエネルギー産生と抗酸化作用をサポートし、夏の疲労回復に役立つことが示されています。
ユビキノールは身体活動と環境温度がピークに達する夏の時期に生じる高エネルギー需要に伴う疲労の予防に特に有効(*8、*9)であることが示されています。
以下はユビキノールの詳細な説明です。
1. ユビキノールとエネルギー産生
- ユビキノールは細胞のエネルギー工場であるミトコンドリア内の電子伝達系における重要な成分です。
- ATP(アデノシン三リン酸)の生産に不可欠な役割を果たす、体の主要なエネルギー源です。
- ミトコンドリアの機能を支援することで、ユビキノールは細胞のエネルギーレベルを向上させ、疲労を軽減する可能性があります。
2. ユビキノールと抗酸化作用
- ユビキノールは抗酸化物質として機能し、細胞を損傷し疲労の原因となる有害な活性酸素を中和します。
- 夏は日射量が増加し、身体活動も活発になるため、酸化ストレスが高まり、抗酸化サポートがより重要になります。
しかし、ユビキノールには油溶性という大きな問題があります。油にしか溶けない性質であるため、そのまま摂取しても身体に吸収されずに便として排出されてしまいます。
それを解決したのがソフトカプセルです。油に混ぜてソフトカプセルにすれば身体に吸収されると商品化されてきました。
しかし、ソフトカプセルにしても吸収率は低い(*10)ままです。
そこで効率よく身体に吸収されるように開発されたのがShiroQ(水溶化還元型コエンザイムQ10)です。
ShiroQ(水溶化還元型コエンザイムQ10)
ShiroQは水によく溶けます
3. ShiroQの検討
ShiroQは細胞のエネルギー産生をサポートし、抗酸化作用を発揮し、夏場の疲労予防に役立つでしょう。
夏バテを予防するために、水分補給と同時にShiroQを摂取することを推奨します。


*1; 体温調節システムへの負担
高温環境下では、このシステムは発汗や血管の拡張を通じて体温を下げるために活性化します。この機能を維持するには多くのエネルギーが必要であり、これが身体のエネルギーを消耗します。温度差の大きい場所を移動すると、自律神経系が活性化し、体温調節が困難になり、体調不良のリスクが高まります。
*2; 発汗による脱水症状とミネラル損失
多量の発汗は、体から水分とミネラル(ナトリウムやカリウムなど)を失わせます。脱水とミネラル不足は熱中症のリスクを高めます。
*3; 自律神経の乱れ
熱、温度変化、睡眠不足、ストレスなど、さまざまな要因が自律神経系のバランスを乱します。自律神経系のバランスが崩れると、体温調節、食欲、消化機能に支障をきたし、夏バテの原因となります。
*4; 適切な水分補給
1日を通して十分な水分を摂取し、特に運動時や屋外での活動時には注意してください。
*5; バランスの良い食事
果物、野菜、低脂肪タンパク質を豊富に含む食事を摂り、体に必要な栄養素を補給してください。
*6; 十分な睡眠
1日7~9時間の質の良い睡眠を目標にし、体の回復を促してください。
*7; ストレス管理
運動、ヨガ、自然の中でのリラックスなど、健康的なストレス管理方法を探しましょう。
*8; Ubiquinol-10 Intake Is Effective in Relieving Mild Fatigue in Healthy Individuals (Nutrients 2020,12(6), 1640)
*9; Short-term ubiquinol-10 supplementation alleviates tissue damage in muscle and fatigue caused by strenuous exercise in male distance runners (International Journal for Vitamin and Nutrition Research 91 261-270, 2021-06-01)
* 10; 還元型コエンザイムQ10 水分散型粉末の単回経口投与後の血中濃度動態 (日本補完代替医療学会誌 第11巻 第2号 2014年9月:103–105)